基本理念と経営方針
ごあいさつ
大学産業のホームページへようこそ!
弊社は昭和24年(1949年)、曽布川芳民(私の祖父)が「大学薬局」を開設したことが起源となっています。もちろん一般家庭用の医薬品の販売もしていましたが、薬局内に環境浄化薬品及びその関連機器の取り扱いを目的とした「防疫資材部」を設置しました。
昭和39年(1964年)、曽布川尚民(父)が実家に帰り、薬局の防疫資材部から、当時飲用水殺菌用として発売されていた次亜塩素酸ナトリウム(俗に言うカルキ)の販売を譲り受け、飲料水の殺菌消毒を目的に昭和42年(1967年)「大学産業株式会社」を設立しました。
当時、浜松市内では上水道が広まりつつありましたが、小さな集落の人々へ給水するための施設「簡易水道」がまだまだ多くの箇所にありました。その、簡易水道用の滅菌装置から始まり、上水道用の滅菌装置、各種ろ過装置へと少しずつ取扱商品を増やしていきました。また「地震対策用の浄水装置はできないか」という要望に応えるために緊急時用非常用浄水装置を開発・販売を始め、これをきっかけとして防災用品の取り扱いも始めました。現在では水処理装置、防災用品では多様なジャンルに対応できるようになりました。
その当時から、次のようなこだわりを持って仕事をしてきました。
- お客様が要望する仕様を考える(自動型、手動型等)。
- 故障が少なく、長期間使用できる機器であること。
- 使いやすいこと。
- メンテナンスが容易であること。
すべてがお客様の要望、現場に合わせた一品物です。
昭和51年より、社員は原則4年制大学新卒者(業務部は高校新卒者も含む)とし、国家資格に挑戦することを奨励してきました。また社内通貨「ドラ」を発行、ボケずに健康であれば80歳でも働ける「再再雇用」制度の制定、社員第一主義、等臍曲がりの経営をしている技術屋集団の会社です。今後は海外への販売も視野に入れるとともに、既存商品の改良・リニューアル、需要に沿った商品の構想・開発・販売に力を入れてまいります。
基本理念
私は「仕事は楽しくあるべきもの」であると同時に、「相手に喜びを与えるもの」であると思っています。
「仕事を楽しむ」ためには、まずその分野の豊富な知識や知恵に裏付けられた自信が必要ですし、「相手に喜びを与える」ためには「気付き・思いやり」の他に「見識」や「度量」、ひいては「徳」が必要になって来ます。
人によっては、それは理想であり、現実では無理であるという意見もあります。しかし目標である理想はあくまでも高く掲げ、それに向かってひとつづつ挑戦していく「素直さ」こそが最も大事な事ではないでしょうか。
自分の得意な分野で「社会に役立ち・世のためになる」仕事をし「相手の喜びを、自らの喜びに」して欲しいと思っています。
「自らを高め、その知恵を人の役に立てる事」 これが大学産業(株)の基本理念です。
社是
自らを高め その知恵を活かし
喜ばれることを 我が喜びとする
事業目的
我が社は「水」と「防災」に関連する仕事を通して、顧客・環境の満足のために、技と心をもって、最小の費用で、最大の効果を追求し、省資・省エネ、維持費の軽減を図り、環境を守り、安全・安心に意を注ぎ、人類の健康と幸せに貢献する事を事業の目的とする。
経営方針
- 当社独自の魅力を持った企業を目指す
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当社の製品、技術、サービス、情報の発信、その他における、他社にはない当社独自の魅力を感じさせるような会社を目指します。そのためには、先代が打ち出した「顧客の要望を良く理解し、行動と配慮を伴った仕事を通して期待に応える」ことが基盤になくてはなりません。
- 沢山の拠点ではなく、盤石な態勢を築く
- 小さくても景気や社会情勢において厳しい風が吹こうともそれに負けないような、盤石な態勢を築いていきたい。それにより結果として、社員の物心両面にわたる幸せを恒常的に実現できる一助になるものと信じます。
- 社員第一主義の経営
- 社員の物心両面にわたる幸せを考えて当社では、やりがいを持って仕事ができ、また社員の人間的成長が可能な環境の構築に努めます。そのことが顧客満足の向上にもつながると信じます。
- 正直者が馬鹿を見ないような会社に
- 誠実な姿勢で仕事に励み、良い結果を出した社員にはそれに応じて昇格、賞与、又はチャンスを与え、逆に良心にもとる行為をした場合、また過失により会社の信用を著しく失墜させた、等の場合はそれ相応の罰則を適用していきます。
- 今まで行ったことがない所へも
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既存の顧客の囲い込み・掘り起こしはこれからも大事ですが、それだけでは限界があります。そこで水処理事業部の県外への営業を積極的に行うべきと考えています。また国外へ当社製品を売る際には、当分は売掛先の情報に精通した中間業者を介して売る方針をとりたい。
- ものづくりを重視した経営
- 市場では厳しい価格競争にさらされています。顧客に満足していただける商品を売るためのこだわりを大事にしつつ高い収益を上げていくために、仕入れた商品をそのまま売るよりも当社独自の方法で付加価値を高めて売る方針を取りたい。
- 次世代への技術・智慧の継承
- 現在第一線で活躍している社員も将来的には年をとり、いつかは退社する日が来ます。社員並びに会社の明るい未来を創造していくために、次世代への技術・智慧の継承が必要です。
- 良い自然環境を残す配慮を
- 企業活動をする上で、環境への配慮がかつてないほど求められています。ISO-14001を当社でこれからも続行するか否かは別として、末代まで良い自然環境を残すために、これからもISO活動で培った精神を尊重した企業活動をしていきます。