簡易間仕切り・暖ボール畳
概要
簡易間仕切り
大地震などの災害時には、体育館・講堂で多数の人々が共同避難生活を余儀なくされます。しかし、避難者にとってプライバシーのない生活は猛烈なストレスとなる一方、管理者にとっても公平なスペースの配分など苦労は多いといいます。その両者の悩みを一挙に解決するのが「簡易間仕切り」です。
DASCO式簡易間仕切りは、資源・環境問題により、リサイクルできる段ボール・紙管を素材とし、安価な使い捨てのものとしました。
暖ボール畳
避難場所の体育館や講堂等はほとんどの床が板張りなので、そのままや発泡ビニール製クッション材を下に敷いても堅さと冷えでなかなか眠られるものではありません。そこで多くの実験から、断熱性とクッション性のバランスを考えた「暖ボール畳」を作りました。
暖かさとともに適度に凹む柔らかさが優しさを、さらに隣からの進出を防ぎ定スペースを確保できます。若干の重さと大きさは遮音性と簡便性と暖かさの代償です。
さらに空き箱を下にはさめば、食事や団欒などの時、テーブルとして使う事もできます。
特徴
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- 高さは90cm、壁厚は8mm
- 間仕切りは"視線"を遮るだけでは駄目、プライバシーが守れて、閉塞感・圧迫感が少なく、上から安全確認でき、かつ隣との"遮音"が大事、遮音効果は重要です。
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- 日中はテーブル代わりに
- 収納ケースを輪切りにして、暖ボール畳の下にはさめば、日中の団欒・食事の時のテーブルとして使用できます。
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- 思いやりの付属品
- ダンボールの端で手をケガしないように50mm幅のクラフトテープ、避難者表示用紙、カッターナイフ・アイマスク(2組)・暗騒音軽減の耳栓(2組)・マーカーを収納したポシェットを付属しています。
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- 家族の人数に合わせて面積を可変
- 間仕切りは、1人から8人まで家族で一室になるように伸縮できます。結果的に体育館などに、より多くの家族を収容することができます。
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- 厚みのある「暖ボール畳」で快適な睡眠を
- 板張りの体育館などでは、毛布や布団を敷いても、固さや冷えが伝わり安眠できません。「暖ボール畳」は十分な暖かさと適度のクッション性を保ち、周囲からの面積の責めぎあいを防ぐ効果もあります。
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- 開発の理念は、居住性・価格・リサイクル
- 非常時にしか使用しないものですが、実際に災害現場に泊まって開発。
ストレス・孤独感を緩和し、プライバシーを守り、安心感・満足感がある居住性。数多く設置しなければならないので、誰にでも2~3分で組立ができること。再利用する必要性は殆ど無く、普段使わない備蓄品なので安価であること。そしてもう一つ大事なことは、使用後の後片付けを考え、更衣室は鍵まで100%リサイクルできる、ダンボール素材+紙素材にこだわりました。
よくあるご質問
家族が多いのですが、狭くありませんか?
家族の人数に合わせて縮小・拡大ができますので、公平な配分が可能です。
組み立ては簡単にできますか?
はじめての人が一人で数分で組み立てることができます。
遮音性はありますか?
合計16mmの厚さのダンボール壁が隣人の気になる音を減らしてくれます。
寝られるか心配です
避難場所の防犯灯の明るさにアイマスクを、回りの騒音対策に耳栓も用意しました。昼寝もでき、騒がしくても安眠できます。
仕様
項目 | 内容 |
でき上がり小間寸法 | 2m×2m(4m²=2.5畳)高さ90cm(2~2.5人用) |
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間仕切り段ボール | 厚さ 8mm 90cm 高さ 1m 幅8折 1枚シート |
暖ボール畳素材 | 積層 30mm |
梱包箱 | 外寸 1.03m×1.02m×0.2m 本体重量 18kg 梱包重量 22kg |
付属 | カッター(大)1ケ、ガムテープ(50mm幅×25m)1巻、 クリップ1ケ、マーカー1本、アイマスク2枚、 耳栓2ケ、収納袋、避難者表示用紙、取扱説明書 |