水道水をおいしく飲む方法 vol.2
4.直射日光にさらす試験
条件 晴天日に、共栓三角フラスコに入れた浜松市常光水系の水道水を窓際に置き、ふた有り・無しの条件で
直射光にさらした結果。(残留塩素の変化)
ふた有り 0.57mg/Lが9時間放置後→0.1mg/L
ふた無し 0.57mg/Lが9時間放置後→0.1mg/L
結論 ふたの有る・無しではなく、紫外線による分解と思われる。
5.お茶、紅茶、コーヒー等の嗜好飲料を淹れるための原水沸騰試験
条件 静岡市、東京金町水系水道水を残留塩素0.6mg/Lに調整した水を使って、沸かす容器を変え、同一
条件で煮沸時間による残留塩素の減少量を測定した結果。
静岡市の水 東京の水
南部鉄瓶 約5分で0mg/L 5分弱で0mg/L 鉄分が微量溶出のため?
アルマイトやかん 30分で0mg/L 5分で0mg/L 使い古しの内部触媒か?
ステンレスやかん 30分で0.2mg/L残る 15分で0mg/L ホーロー・ガラスやかんも同様
結論 残留塩素は熱で分解するものではなく、水質と容器に成分溶出等によって減る。
6.レモン汁を加える方法(生水で飲むために)
条件 浜松市常光水系の水道水250mLに生レモンの搾り汁を入れて試験した結果。
残留塩素0.4mg/Lの水250mLに生レモンの搾り汁1滴で瞬時に0mg/Lになった
結論 ビタミンCの還元力であり、酸化・還元反応で化学の当然の反応である。
*注意:記事の内容は、弊社水質研究所内で実施した試験データを記載しており、全国の水道水に対しての共通
見解ではありません。