生水飲んで長生きしよう vol.3
今回は、「気体を含んだ生水であること」と題して、記事を掲載します。
沸かしていない生水は空気を溶かし込んでいて、口に爽やかさを与え、胃壁を刺激し、食欲を促し、細胞の働きを活発化させ、心身を爽快にする。又、腸への刺激は蠕動を促し、マグネシウムの水分を集める作用と相乗して快便につながる。快便は身体内の不要老廃物を早く排泄し、細胞に生気を与える。それが、快眠につながり、快眠は快食につながり、快食+生水が快便につながる。しかし水に含まれる気体は水を沸かすと水中に溶けていられなくなり空中に逃げてしまいその効果を失う。更に、水に含まれる硬度成分のうち一時硬度成分(重炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム)が不溶性の炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムに変わり、人体に有用なミネラルとしての効用を失う。長生きに必要なのは生水である。生水の中でも雨水に近い河川を水源とする水道水より、井戸を水源とする水道水の方がミネラル成分がより多い傾向にある。美味しく感じる水と健康に良い水は違うのである。
しかし、反面煮沸した方が良い場合もある。原虫・細菌・ウィルスの滅菌であり、一時硬度成分が減ることによって、お茶・紅茶・コーヒー等の有効成分の抽出を妨害する成分が減ることで、嗜好飲料をより美味しく、色よく、香り高くなる。また鍋物・煮物料理などでも一時硬度成分の影響を減らすことができるので、ふっくら・柔らかくすることができ、煮物料理を美味しくすることができる。IC製造、染色、洗濯、洗髪等効用も大きい。
筆者:大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民