知っておきたい水の話 vol.1
今回からは、「知っておきたい水の話」と題して、記事を掲載していきます。
[はじめに]
生きていく上で”分”という単位で必要不可欠なものが「空気」であり、”時間”という単位で必要不可欠なものが「水」である。身近にあり過ぎて、また知っているようで、以外に解っていない両者である。
呼吸する「空気」は日常生活の中では自分で選択出来ないが、「水」はかなりの部分で自分で選ぶ事ができる。しかし選択できる「水」そのものがよく理解られていないようなので、「おいしい水」「緑茶に良い水」「嗜好飲料に良い水」「健康に良い水」「長生きする飲み方」「安全ない水」「美人を作る水」「清涼飲料水製造に向く水」「料理によい水」、さらに「洗濯に良い水」「洗髪に良い水」「お風呂に良い水」「空調用水」「冷却水に良い水」「加湿水に良い水」「ボイラーに良い水」等など、また「脱酸素水」「アルカリイオン水」「高アルカリ水」「酸性水」「超純水」「純水」「精製水」「蒸留水」の用途等、溶媒としての水が主役か、溶質が主役で水は脇役であるかによって、水の存在意義・理由が大いに異なってくる。今回のシリーズでは様々な角度から「水」の事を正しく理解していただきたいために、わかりやすい解説を試みました。生活の知恵として生かしていただければ幸いです。
今後の掲載予定内容
1.「おいしい水の条件」とは
2.「おいしい水」の定義
3.「おいしさ」は幼少期の慣れによる
4.「おいしい水」と「名水」は異なる
5.水をおいしくする条件
6.水をまずくする成分
筆者:大学産業株式会社 前会長 曽布川 尚民